テープ起こし・文字起こしにおいて「整文」(せいぶん)とは、音声を文字に起こした文書をより読みやすくするために、文章を直す作業のことです。「リライト」ということもあります。
整文(リライト)について-やり方、費用・料金
整文(リライト)のやり方
具体的な整文(リライト)の作業内容
文字化した文章をより読みやすくする整文(リライト)。私ども佐藤編集事務所では、整文(リライト)まで行うテープ起こしは「リライトコース」で承っております。整文する前の段階までのテープ起こしは「標準コース」になります。
整文(リライト)するにあたり、起こした文章に対して、具体的にどのような修正作業を行うのでしょうか。そのおもな作業は以下のとおりです。
- 「です・ます調」など、文末を不自然にならない範囲で統一する。
- 発言の切れ目がなく長すぎる一文を、読みやすいように区切って短文にする。
- くだけすぎた口調や話し言葉を、内容を鑑みて修正する。
- その他、必要に応じて文書を読みやすく整える。
話の内容を大幅に変えることはない
整文(リライト)するといっても、話の内容を変えたり、話者が言ってないことを大幅に加筆したりすることはありません。あくまで、文章を読みやすくするのが目的になります。
たとえば、書籍や雑誌記事の編集でしたら、話の前半はテーマと関係ないから全部削除しようとか、ここは説明が足りないから調べて加筆しようとか、元の話とはだいぶ違うかたちになることも珍しくありません。しかし、テープ起こしの整文(リライト)では、話の内容や大きな構成自体は変えないのが基本です。
整文(リライト)が必要となるケース
整文(リライト)の起こし方について、上記のとおり説明しました。整文(リライト)は、文字に起こした文書を印刷物やデジタルコンテンツの原稿・記事として利用する場合には、とくに役立つといえます。
ただし、ご自身(自社)の編集方針が明確で、それに則って記事を作成されたい方、プロの編集者・ライターの方は、テープ起こしの段階であえて整文(リライト)を頼む必要はないでしょう。むしろ、他者に整文(リライト)されることで、その後の編集等の作業がやりづらくなることもあります。
また、単に会議や講演の内容をそのまま保存しておきたい場合や、資料づくりや調査のために行う場合も、リライトする必要性は低いといえます。さらに、文字化の目的によっては、整文(リライト)してはいけないケースもあります。
テープ起こし・文字起こしサービスを利用される際は、整文(リライト)まで本当に必要かどうか、よく検討されてからご依頼ください。
整文(リライト)の費用・料金
佐藤編集事務所では、整文まで行うテープ起こし・文字起こしは「リライトコース」でお受けしております。
リライトコースの料金は、録音音声1分あたり300円(税別)です。つまり、リライトコースの料金計算式は、「録音分数×300円+税」です。1分単位で料金計算し、端数の秒は切り上げになります。
なお、整文までは行わない一般的なテープ起こしである「標準コース」の基本料金は、録音音声1分あたり200円(税別)になります。
料金のくわしい案内は、テープ起こし・文字起こし料金のページをご参照ください。
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【まとめページ】当事務所がご提供しているテープ起こしの「コース」と「起こし方」についてまとめていますので、くわしくお知りになりたい方は、こちらのページをご参照ください。
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