佐藤編集事務所にテープ起こし(文字起こし・書き起こし)を発注したいけれど、ボイスレコーダー等で録音した音声の状態が悪く聞き取りづらい。そんな音声でも文字に起こしてくれるのか、というご質問への回答です。
よく聞き取れない録音音声の文字化について
Q.録音状態の悪い音声でも起こしてもらえますか
A.ご質問への回答
可能な限り対応いたします。しかし、どうしても限界はありますので、起こせるか否か最終的には音声を聞かせていただいての判断になります。ですので、音質が心配な音声の場合は、まずはお気軽にご相談ください。
当事務所では、聞き取りにくい音声だとお客様からお問い合わせがあった際に、録音状態を確認もせずにお断りしたり、割増料金になることはありません。ただし、納品文書の品質が落ちたり、場合によっては納期が若干延びることもありますのでご了承ください。
録音状態が悪い音声を起こした場合、文字化した文書はどうしても聞き取り不明箇所が多くなります。また、何度も繰り返して聞くことになるため、テープ起こし(文字起こし)の作業時間も余計にかかってしまいがちです。
お客様の中には、テープ起こし業者ならばどのような状態の音声でも完璧に起こせると思われている方もいらっしゃいますが、残念ながらそのようなことはありません。
ノイズを除去したり、小声の音声を増幅したり等の対処はしますが、それでも聞き取りが難しい音声ですと、申し訳ありませんが作業をお断りする場合もありますのでご了承ください。
聞き取れない箇所の対処法について
テープ起こし(文字起こし)の作業中、どうしても聞き取れない箇所があった場合について、当事務所の対処法をご説明します。
聞き取れない箇所については、表記の仕方に違いはあっても、どの業者でも伏字にするのが一般的です。当事務所においては、原稿中に「●●」(くろまる)で表記しています。
また、音声としては明確に聞き取れるけれど、意味のわからない言葉や漢字表記がわからないときは、当事務所では聞こえたまま、カタカナで表記しています。これに該当するのは、人名などの固有名詞が多いです。
聞き取りにくい音声とは
テープ起こし(文字起こし)の対象となる録音音声には、聞き取りやすいクリアな音声もあれば、非常に聞き取りにくい音声もあります。
それでは、具体的に聞き取りにくい音声とはどのようなものかというと、以下のような音声になります。
- 話者の滑舌が悪い音声
- 話者が早口の音声
- 話者の訛りが強い音声
- 話者の声が小さい(マイクが遠い)音声
- 話者の言い間違えや言い淀みが多い音声
- 周囲の雑音・空調・音楽・話し声等がうるさい音声
- せまい室内で声が反響している音声
- マイク音が反響したり割れている音声
- 会話のかぶりが多い音声
- 専門用語や一般的でない外来語が多い音声
- オンラインのリモート録音等で音が飛んだり途切れている音声
- 録音機器・ソフト・アプリの問題や設定ミス など
聞き取りにくい音声を大別すると、話者に原因がある場合、録音場所に原因がある場合、マイクやスピーカーなどに原因がある場合、録音機器やソフト・アプリに原因がある場合に分けられます。
話者に原因がある場合は、録音時にはどうにもならないことが多いです。話者自身が録音も行うのであれば、あらかじめ自分の話し方に気を付けておこうと心構えもできます。
しかし、他者の話し方を直してもらうのはなかなか難しいものです。せいぜい可能なのは、声の小さい方に「もう少し大きな声で話してください」とお願いするぐらいでしょう。例えば講演会の録音をしているとき、演者の先生に「早口だからゆっくり話してください」なんて言えませんよね。
一方、録音場所や録音方法に関する事柄は、録音前や録音中に改善できることも少なくありません。その基本的なポイントを、次の項目で説明します。
録音の際、簡単にできる対処法
録音が済んでしまった音声については、雑音を取り除いたり、小声の音声を増幅したりすることはある程度可能ですが、完全に聞き取りやすい音声にすることは難しいです。
ですから、録音される際はその場で、少しでもクリアな音声が録れるよう、やれる範囲で気を付けていただくことが大切になります。とても簡単にできることもありますので、ぜひ実践していただければと思います。
例えば、ICレコーダーなど録音機器をメインの話者の近くに置いたり、音の大きな空調を止めたり弱めたり、飲食店で録音するときは静かな席を選んだり、周辺がうるさいときは「すこし周りがうるさいので、大きめの声でお願いします」と話者にお願いするだけでも随分違います。
どれも当たり前すぎるほど簡単なことですが、実際の録音時には結構できていないものです。私どもは毎日、テープ起こし・文字起こしの音声を聞いていますが、「もうちょっと気を付けて録音してもらえるといいのになあ」と思うことがよくあります。
テープ起こし・文字起こしの音声を上手に録るポイントを、以下のページでもまとめていますので、ぜひご参照ください。
こうしたちょっとした気配りだけでも録音状態はよくなります。もちろん、気づいていても改善することができない場合もありますが、「録音に気を配る」という意識をもつことは大切です。言われてみれば当たり前でも、録音当日は慌ただしかったり、その場で気づかないのが素人が行う録音ともいえます。
録音状態がよければ、テープ起こし・文字起こしの作業もスムーズになりますし、起こした文章の完成度も高くなるということです。作業者にとっても、依頼者にとってもプラスになります。
スマートフォンでの録音について
最近は、スマートフォンで録音をされる方もふえています。ただ、スマートフォンなどに入っている録音アプリの中には、あまり性能がよくないものもあります。これはスマホ本体の録音機能に問題があるのかもしれません。
テープ起こし・文字起こしは音楽を聴くわけではないので、必ずしも高音質でなくてもよいのですが、録音レベルが低いと話し声でさえ聞き取りづらいことがあります。スマホで録音されるときは、事前に少し雑音のある場所で話し声を録音してみて、どの程度聞こえるか録音状態をチェックしておかれるとよいでしょう。
なお、スマートフォン本体もアプリも、その品質や機能は日進月歩なので、ずいぶん改善はされているとは思います。
録音音声・動画に関するサービス関連の記事
テープ起こし・文字起こしの録音音声や動画に関するサービス関連の記事をご案内します。
- 録音状態の悪い音声のテープ起こしについて
- MP3・WAV・WMA・MP4・M4A等-文字起こし可能なファイル形式
- 録音音声や大容量の動画データを送る方法について
- カセットテープ録音音声の文字化への対応について
- Zoom等によるWeb会議等の文字起こしについて
- 動画からの文字起こし(テープ起こし)について
テープ起こし・文字起こしに関するFAQは、下記の一覧ですべての質問をご覧いただけます。
テープ起こし・文字起こしの佐藤編集事務所は、様々な音声の文字化をお受けしている専門業者です。当事務所のおもなサービスについては、以下のページでご覧いただけます。
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