「ケバ取り」とは、テープ起こしで音声を文字化する際に、話の内容と明らかに関係のない「あー」「えー」などの意味のない言葉・声、言い間違えなど、不要箇所(ケバ)を削除・修正する作業のことをいいます。
テープ起こしに必須の「ケバ取り」について
「ケバ取り」は大抵のテープ起こし業者が行っている、音声文字化には欠かせない作業です。どのようなことを行うのか、くわしくご説明します。
「ケバ取り」って、どんな作業をするの?
ケバ取りの正確な定義というのはありませんが、テープ起こし(文字起こし)の際に以下のような作業を行います。
- 発言の冒頭に思わず出る「あー」「えー」など、意味を持たない言葉や声を削除する。
- 発言中や会話を聞いているときの「ああ」「あのー」「うーん」など、感動、応答などを表す言葉や声を削除する。
- 会話中に「はい、はい」「そう、そう、そう、そう…」など、過剰に打たれる相槌や無意味な繰り返しを削除する。
- 「や、やっぱり」「まぁ・・・」など、つっかえ、言い淀み、言葉の噛みを削除・修正する。
- 「来週の月曜日、いや火曜日」など、明らかな言い間違え、とちりを削除・修正する。
なお、会話の雰囲気やテンポを損なわないようにしたり、話者の感情を表現するために、あえてケバ取りを控えめにすることもあります。
本記事とは異なる視点で、ケバ取りのメリットなどについて下記のページでも説明しています。あわせてご参照ください。
ケバ取りテープ起こし・文字起こしの頼み方
佐藤編集事務所の「標準コース」は、ケバ取りまで行うテープ起こしです。以下に、「標準コース」へ依頼する方法についてご案内します。
・ケバ取りテープ起こしのお申し込み手順
- 当サイトの「お申込みフォーム」ページを開きます
- フォームの「ご希望コース」で「標準コース」を選択します
- フォームの他の必須項目も記入します
- 記入が終わったら、当事務所宛へ送信ください
フォームからテープ起こしの「標準コース」にお申込みいただけましたら、自動的にケバ取りまで行うテープ起こしの依頼になります。
ケバ取りをあえてしない起こし方
テープ起こしにおいては、あえてケバ取りをしない起こし方もあります。このようなまったくケバ取りしないで、聞こえたままに文字を起こす方法を「逐語起こし」(ちくごおこし)と言います。あるいは、逐語記録、素起こしという場合もあります。
逐語起こしで文字化された文章は、ケバ(不要箇所)が多く読みづらいという欠点があります。ですから、とくに必要としていないのに、なんとなく正確なほうがいいだろうと逐語起こしを頼むことは、避けたほうがよいでしょう。
逐語起こしは、会話分析など研究用や調査用、あるいは裁判証拠用などとして用いられることが多いです。
「起こし方」に関連する記事
音声から文字への「起こし方」に関連する記事をご紹介します。本記事とあわせてご覧ください。
【まとめページ】当事務所がご提供しているテープ起こしの「コース」と「起こし方」についてまとめていますので、くわしくお知りになりたい方は、こちらのページをご参照ください。
【FAQページ】「起こし方」のほか、テープ起こし・文字起こしに関する疑問にお答えするため、「FAQ・よくあるご質問」のページをご用意しております。
佐藤編集事務所はテープ起こし専門業者です
私どもテープ起こし・文字起こし専門の佐藤編集事務所はケバ取りはもちろん、お客様のニーズに合わせて録音音声のテキスト化を行う専門オフィスです。リアルの録音はもちろん、Web会議などオンラインで録音・録画された音声・動画からも文字化いたします。
当事務所では多年にわたり、プロが行うクオリティーの高いテープ起こし(文字起こし)をご提供しておりますので、いつでもご依頼またはお問い合せください。
▼下記にも、佐藤編集事務所へのテープ起こしご依頼・無料見積りのご案内を掲載しております。お申込みフォームに直結していますので、ご依頼をお急ぎの方はこちらをご覧ください。
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