インタビュアー・インタビュイー
インタビュイーって、普段はあまり使わない言葉だけど、どういう意味? という方もおられることでしょう。そこで、インタビューの種類や、インタビュアー・インタビュイーの違いについて、佐藤編集事務所がご説明します。インタビューのテープ起こし・文字起こしを依頼する際に役立つ情報です。
インタビューの目的、インタビュアー・インタビュイーとは
インタビューの目的は情報収集と評価
そもそもインタビューとは
インタビューというと、雑誌や新聞などの記者が行っている取材場面を思い浮かべる方が、多いのではないでしょうか。
確かにそれも代表的なインタビュー場面と言えます。でも、あらたまって「インタビューって何ですか」と問われたら、明確に答えづらいかもしれませんね。
ちなみに、Wikipediaで調べてみたら、下記のように説明されていました。
インタビュー(英語: interview)とは、二人かそれ以上の間での会話で、一方が他方に質問をして情報を得るために行われるものである。インタビューは大きく分けて、評価のためのインタビューと情報収集のためのインタビューの2つに分かれる。
情報収集のためのインタビュー
上記説明文中にある情報収集のためのインタビューとは、ジャーナリストが行う取材など、われわれがイメージする一般的なインタビューが主なものになります。
また、情報収集には研究や調査も含まれ、大学の研究者が調査のために行ったインタビューなどのテープ起こしは、当事務所では結構依頼が多いです。
こうした研究や調査としてのインタビューは、一度に数本、あるいは一定期間に数十本といった具合に、大量に行われることもよくあります。このような場合は、テープ起こしを受ける業者側もスケジュール調整が忙しくなりますね。
評価のためのインタビュー
一方、評価のためのインタビューとはジョブ・インタビューのことで、代表的なものとしては、企業などが応募者に対して行う面接のことです。入学試験での面接も、こちらに分類されると思います。
テープ起こしの録音場面としては、ほとんどが前者の情報収集のためのインタビューになり、評価のためのインタビュー音声はあまり多くないです。
このほか、情報収集か評価のためかはケースバイケースになりますが、テープ起こし・文字起こしの対象となる音声においては、電話やオンラインでのインタビューなどの録音音声(動画)もときどきあります。
インタビュアーとインタビュイーの意味
インタビューをする人(聞き手)はインタビュアーと言いますが、インタビューをされる人(話し手)はインタビュイーと言います。
- インタビュアー・・・インタビューをする人
- インタビュイー・・・インタビューをされる人
テープ起こし・文字起こしの仕事でも依頼者であるお客様から、例えば「インタビュアーは当社の山田で、インタビュイーは鈴木氏です」と、私ども業者に指示されたりすることがあります。
インタビュイーは間違えやすい
しかし、「インタビュアー」というのはよく耳にしますが、「インタビュイー」という言葉は、一般的にはあまり使われないでしょう。そのため、テープ起こし業者からインタビュイーを問われたのを勘違いして、インタビュアーの名前を教えてしまった、そのようなミスも実際にあったりします。
ですから、私ども佐藤編集事務所では、お客様とやり取りするときにはインタビュアーという言葉は使いますが、インタビュイーは使わないようにしています。
両方とも日本語で「聞き手」「話し手」、あるいは「インタビュアー」「インタビューを受ける人」と電話で言ったり、メールなどに書いたりしています。こちらのほうがわかりやすいと思いませんか。
ただし、お客様が「インタビュイー」という言葉を使用されるときは、それに合わせて当方も使用します。
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