オーラル・ヒストリーを作成するのにあたり、欠かせない作業となるのが文字起こし(テープ起こし・トランスクリプション)です。貴重な録音音声の文字起こし依頼をお考えの方、料金等を知りたい方などに、ご参考になる情報を掲載しています。
目次
オーラル・ヒストリーの作成支援
文字起こし・テープ起こしの専門業者である佐藤編集事務所は、録音した音声の文字化により、オーラル・ヒストリーの作成サポートを行っております。
オーラル・ヒストリーに欠かせない文字起こし
オーラル・ヒストリーとは
文字起こし(テープ起こし・トランスクリプション)は、オーラル・ヒストリーの作成においても欠かせない作業といえます。
オーラル・ヒストリーとは、歴史研究などのために関係者にインタビューを行い話を聞き取り、文字化して文書記録にまとめることです。
日本語に訳すると、口述記録、口述歴史、聞き取り調査などと呼ばれることが多いでしょうか。そのほか呼称としては、口述史、生活史、ライフヒストリー、ライフストーリーなどのほか、文字起こしを依頼される方のなかには、単に、聞き取り、聞き書き、証言ということもあります。
オーラル・ヒストリーについて簡潔にまとめると、下記の「三省堂 大辞林」のような説明になります。もう少しくわしく解説を加えるならば、少々長いですが、さらに一つ下の「Wikipedia」での解説をご参照ください。
①口述によって伝えられた出来ごとの経緯。口頭伝承。
②重要な出来事にかかわった人たちの証言の記録。
出典:「三省堂 大辞林」
これだと物足りないという方は、下記のもう少しくわしい説明をご参照ください。
オーラル・ヒストリー(oral history)とは、歴史研究のために関係者から直接話を聞き取り、記録としてまとめること。歴史学では主として文献から歴史を調べてゆくが、文献資料から知られる内容には限りがある。例えば、政策決定の過程を検討しようとしても、文献としては公表された結果のみで、どのようにそうした決定が行われたのかは、文書が残っていないことが多い。また、記録に残ることの多くは特異な事件などであり、一般人の日常生活などは文献にはほとんど残らない。その当時は常識であったことも、年月を過ぎると全くわからなくなるということはよくあることである。当時の関係者にインタビューを行うことで、文献からはわからないことが様々に知られるようになる。
出典:「オーラル・ヒストリー Wikipedia」
どんな内容のオーラル・ヒストリーが多いか
当事務所にオーラル・ヒストリーの文字起こし(テープ起こし)を発注されるのは、大学からの依頼が多いです。大半は、研究調査で行われたオーラル・ヒストリーのインタビューになります。
そのほかオーラル・ヒストリーの音声としては、政治家や退官された学者へのインタビューのほか、件数は少ないですが美術関連のオーラル・ヒストリーという案件もあります。
東日本大震災のオーラル・ヒストリー
オーラル・ヒストリーは近現代史の研究者の間で、1990年代以降に注目されるようになったと言われています。
また、2011年の東日本大震災においても、被災の体験談や避難行動の聞き取りなど、オーラル・ヒストリーの収集は盛んに行われました。
当事務所でも、東日本大震災に関連するオーラル・ヒストリーの文字起こしは多数お受けしました。年々、その件数は減ってきましたが、今でも震災関連のご依頼があります。
当事務所は文字起こしの仕事を長く行っていますが、1つの災害について、これほど大規模かつ長期間に渡りオーラル・ヒストリーが収集されているケースは初めてです。
あらためて言うまでもないことですが、東日本大震災がいかに大きな災害であったかがわかります。
災害という括りとは違うかもしれませんが、新型コロナウイルスに関連するオーラル・ヒストリーも、今後はふえるかもしれません。
文字起こしを依頼するには
専用の依頼フォームをご利用ください
さて、上述のとおり、オーラル・ヒストリーを作成するうえで、インタビューした内容を文字起こし(テープ起こし・トランスクリプション)する作業は欠かせません。
私ども佐藤編集事務所では、オーラル・ヒストリー作成のための文字起こしについて、全国の大学、自治体、各種団体などから依頼を受けて、ご研究・調査等をサポートさせていただいております。
録音音声の文字化に約30年携わる専門業者で、逐語起こし(素起こし)にも対応いたします。
当事務所へ文字起こしのご用命がございましたら、下記のお申込みフォームからお申込みいただけます。
→オーラル・ヒストリーの文字起こしお申込みフォーム
お申込みフォームからお送りいただいた内容を拝見し、折り返し当事務所のスタッフが詳細について返信をいたします。
文字起こしのお見積りを希望される場合
文字起こし(テープ起こし・トランスクリプション)をご依頼される前に、見積りを提示してほしい場合もお申込みフォームをご利用ください。
フォームのメッセージ欄に「見積希望」と記していただければOKです。見積りは当然ですが無料になります。
その際、文字起こし料金の計算は録音時間をもとに計算しますので、必ず録音時間が何分かも記していただけますようお願いいたします。
詳細な録音時間がわからない場合は大よその時間で結構ですが、お見積金額も概算になりますのでご了承ください。
なお、発注および見積りの金額だけ取り急ぎすぐに知りたいという場合は、本ページ下に掲載している案内をご参照ください。お申込みフォームにもリンクがありますので、スグに依頼することが可能です。
文字起こしの料金について
基本料金は音声1分当たり200円
佐藤編集事務所に文字起こし(テープ起こし・トランスクリプション)を依頼された際の基本料金と料金計算式は、以下のとおりです。
基本料金:
音声1分当たり200円(税別)
料金計算式:
録音分数×基本料金+税
逐語起こしをご希望の場合も、上記のとおり基本料金は200円/分になります。
なお、当事務所ではリライトコースといって、起こした文書をさらに読みやすく修正して仕上げるコースもあります。
こちらの基本料金は、音声1分当たり300円(税別)になります。ただ、オーラル・ヒストリーの場合、起こした話を整文(リライト)することを望まないことが多いようで、リライトコースを利用される方は滅多にありません。
佐藤編集事務所がご提供する文字起こしの料金について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの料金案内のページをご覧ください。
佐藤編集事務所の文字起こしサービスについて
文字起こしに関して、コース、文字の起こし方、料金、納期、依頼方法などのサービス内容については、当サイトのHOMEから案内記事をご案内しておりますので、ご参照ください。
佐藤編集事務所は30年以上にわたり、全国から文字起こしをお引き受けしている専門オフィスです。当事務所がお客様から選ばれ続けている理由についても記事をまとめていますので、ご依頼を検討されている方はぜひご覧ください。
また、文字起こしをご依頼際してご不明な点がありましたら、佐藤編集事務所までお気軽にお問い合せください。
今すぐに、佐藤編集事務所へ文字起こし(テープ起こし・トランスクリプション)のご依頼または無料見積をされたい方は、本ページの下記からもお申込みいただけます。お急ぎの方はこちらからお願いいたします。
参考サイト-日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA)
オーラル・ヒストリーについて、くわしい情報は下記の日本オーラル・ヒストリー学会のサイトをご覧ください。
日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA)は、インタビューや音声史資料の保存、収集、利用方法を研究・実践する人々のために、各分野の相互交流を行い、口述史資料への理解が深まる場として設立された団体です。