マンネリ化した朝礼をもっと価値あるものとして活かしたいが、何かいい方法はないだろうか。そう思われている経営幹部やチームリーダーは少なくありません。
そこで本記事では、朝礼コンテンツの活用法について成功事例をご紹介します。日々の朝礼を文字起こし(テープ起こし)して、そのコンテンツを社内活性化などに活かし成長している企業って、じつは結構多いようですね。
朝礼こそ貴重なコンテンツ、宝の山です
目次
朝礼が無駄というのは大きな間違い
文字起こし(テープ起こし)を多くの企業から受けている佐藤編集事務所では、朝礼を文字化してほしいという依頼もあります。そんなものを文字に起こして役に立つのか、そう思われる方もおられるでしょう。しかし、朝礼の目的や役割はなかなか深いものがありますし、その録音音声を文字に起こしして活用している企業や団体というのは、じつは結構あるのです。
外資系の会社や欧米流の合理的な思考の経営者には「朝礼は時間の無駄」「宗教団体みたいだ」といわれたりすることもありますが、メリットがあるのも事実だと思います。
そこで、皆様のお役に立つかもしれないと思い、あえて朝礼の文字起こしについて取り上げてみることにしてみました。
文字起こし(テープ起こし)の対象となる朝礼とは
業務連絡を主とする事務的な朝礼
朝礼は、企業やさまざまな組織・団体によって、取り組み方はさまざまです。業務上の伝達・確認事項や社内のお知らせ的な連絡などを、事務的に行うのが基本的な朝礼の目的といえます。
もちろん、礼を尊ぶ日本人にとっては、一日の始まりにあたり、社員が一堂に会して挨拶をするという意味でも、大切なものといえます。
- 業務関連の伝達・確認
- 社内のお知らせ
- 一日の始まりの挨拶
小さな組織ですと、朝礼というより朝のミーティングといったほうがいいかもしれません。こうした事務的な連絡だけの朝礼は、文字起こしの対象となることはまずありません。
教育や意思統一のための朝礼
一方、企業理念の周知や社員の意思統一、気づきを促す、モチベーションを上げる、やる気を引き出す、あるいは業務関連知識の学習や教育訓練など、朝の時間を積極的に活用しているところもあります。
- 企業理念の周知・意思統一
- モチベーションを上げる
- やる気を引き出す
- 業務関連の学習・教育訓練 など
学習や教育訓練となると、もう朝礼というより早朝勉強会とでもいったほうがしっくりきますね。こうした単なる業務連絡を超えた朝礼は、文字起こしの対象となります。
実際には、前者の事務的な朝礼と後者の積極活用型の朝礼を、毎回の朝礼で組み合わせたり、通常は前者の朝礼で、週または月何回かは後者の朝礼にするといったところもあります。朝礼はこうやらなければならないということはないので、やり方はいろいろのようです。
こんな朝礼もあります
毎朝、繰り返し伝えることの大切さ
朝礼というとよくあるのは、社長や経営幹部の訓辞です。これは企業理念や意思統一に役立ちます。なかには、毎朝のように社長の訓示を聞かされる社員が、「もう耳にタコができた」と飲み屋で愚痴ったりすることもありますよね。
確かに同じような話を何度も聞かされるのは無駄といえるかもしれませんが、社長さんのなかにはそんなことは百も承知で、あえて繰り返し話していることもあるようです。トップの理念を伝えることの難しさをよく知っているわけですね。
社員のプレゼン力を高める
あと、朝礼でよくあるのが、持ち回りで社員がスピーチをするというやり方です。業務に関係するテーマについて話したり、自分で自由にテーマを選んで話したりします。
なかには、パワーポイントを使って本格的に発表することもあります。近年、ビジネスマンのプレゼン力を高めることが重視されるようになってきていますが、朝礼の場でその能力を強化することも可能です。
そのほか、不定期ですがゲスト講師を呼んで早朝セミナーを開催したり、朝食会を兼ねてフリーディスカッションをするなど、朝礼の枠に収まらないぐらい、いろいろ工夫して行っているところもあります。
朝礼コンテンツの積極活用法
当事務所では、いくつかの企業の朝礼の文字起こし(テープ起こし)を、長年お受けしてきました。会議などですと、文字に起こしして議事録を保存しておくだけということもよくあります。しかし、朝礼の場合は、単に保存しておくだけより、テキスト化してそれを積極的に活用しようということが多いです。
朝礼の文字起こしがその後どのように活用されているかすべて把握しているわけですないですが、下記のような活用がされているようです。
紙媒体やデジタルコンテンツに掲載する
文字起こしした朝礼の話を、社内報や社内ブログに掲載したりするのは、活用法としてはよく見受けられます。朝礼に限りませんが、文字に起こしした内容を紙媒体やデジタルコンテンツのネタにするというのは、よく用いられる方法です。
朝礼の問題提起から業務改善へ
より実践的に活用する例では、朝礼で取り上げたテーマについて、必要であればその後にミーティングを開催したり、業務改善のためのチームをつくって対応していくということもあります。
この場合、必ずしも朝礼を文字起こしをしなくてもよいですが、話を文書化することでテーマが明確になりますし、ミーティング等の際に資料にもなります。
社長朝礼を活用する
そのほかには、社長が朝礼で語ったお話を、お得意様向けのメルマガや各種印刷物のコンテンツとして、定期的に送っている企業もあります。
社長さんの中には業界で有名な方だったり、なかにはマスコミ等に出たりして知名度のある方もいらっしゃいます。こうした社長朝礼を社内だけでなく、社外に対してもコンテンツとして発信し活用するというわけです。
このように、朝礼の文字起こしはさまざまに活用できますので、参考にしていただければと存じます。
佐藤編集事務所の文字起こし(テープ起こし)サービス
私ども佐藤編集事務所では、30年以上にわたり全国の企業や各種団体に文字起こしサービスをご提供してまいりました。もちろん、朝礼を録音した音声のテキスト化もお受けしております。
当事務所がご提供するサービスや、文字起こし・テープ起こしの関連情報については、サイトのHOMEから各案内ページをご参照ください。発注から納品・支払いまでの流れ、起こし方、コース、料金、納期、見積り、依頼方法などについて、くわしい内容を掲載しております。
また、本ページの下記にも、佐藤編集事務所へのテープ起こし(文字起こし)の発注および無料見積についてご案内を掲載しております。お急ぎの方は、すぐに下記からお申込みいただけますので、ぜひご参照のうえご利用いただければと存じます。
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