テープ起こし・文字起こしは原稿作成の目的に応じて、ケバ取り・整文(リライト)・逐語起こし(素起こし)の3つの起こし方があります。起こし方の呼称は業者によって異なりますが、一般的にはこの3つの起こし方が基本になります。本ページでは、当事務所が設けているコースと、それぞれの起こし方についてご説明いたします。
「標準」「リライト」の2コースがあります
目次
2つのコースについての説明
佐藤編集事務所がご提供しているテープ起こしサービスは、文字の起こし方によって「標準コース」と「リライトコース」の2つのコースがあります。両コースの特徴を下記の表にまとめましたので、ご参照ください。
コースや起こし方について理解できたので、すぐにテープ起こしを依頼されたい場合は、上記バナーをクリックされるか、こちらのお申込みフォームからお願いいたします。
「標準コース」と「リライトコース」、それぞれのコースや起こし方についての概要は、上記掲載の表でご案内のとおりです。よりくわしい各コースの説明を、以下でご説明いたします。
「標準コース」について
専門業者が行う標準的なテープ起こしのコース
「標準コース」は、録音音声を文字に起こす一般的なテープ起こしになります。
多くのテープ起こし専門業者が行っているのと同じ、一般的なテープ起こしです。文字の起こし方に特にご希望がなければ、「標準コース」をお選びください。音声から文字化する際、文書作成ソフトはWordを使用します。
「標準コース」では、文字化する際に、話し言葉に特有の「あー」「えー」など明らかに内容と関係のない部分を取り除きます。これはケバ取りと呼ばれます。ケバ取りについては、下記の「文字の起こし方」でも説明しております。
なお、ケバ取りをあえてしない「逐語起こし」(素起こし)をご希望の場合は、「標準コース」でお申込みください。
標準コースの基本料金
当事務所の標準コースを依頼した場合の基本料金は以下のとおりです。
標準コースの基本料金 録音音声1分につき200円・税別
「リライトコース」について
より読みやすに原稿に仕上げるコース
「標準コース」では不要箇所を取り除くケバ取りを行いますが、「リライトコース」は起こした文書をさらに読みやすい文章へと仕上げます。
リライトコースの起こし方については、下記の「文字の起こし方」の「整文(リライト)について」でも説明しております。
なお、リライトコースも文書作成はWordを使用しております。
リライトコースの基本料金
整文まで行う当事務所のリライトコースを依頼した場合の基本料金は以下のとおりです。
リライトコースの基本料金 録音音声1分につき300円・税別
コース選択に迷ったら「標準コース」を
当サイトに設置のテープ起こしお申込みフォームでは、「標準コース」か「リライトコース」いずれかのコースを選択する項目が必須になっています。
しかし、初めてご依頼される方など、どちらのコースを選べばいいか判断がつかない場合もあると思います。そのようなときは、一般的な起こし方である「標準コース」をお選びください。
当事務所では、お客様からのご依頼のうち、約8割が標準コース(逐語起こしも含む)、約2割がリライトコースになります。
コース選択の判断基準例
「標準コース」「リライトコース」を選択する際の判断基準について、以下に例を示します。ご依頼の際、参考になさってください。
- 専門業者が行う一般的なテープ起こしでよい・・・標準コースを選択
- ケバ取りまでしてほしい・・・標準コースを選択
- 逐語起こし(素起こし)を頼みたい・・・標準コースを選択
- どのコースを選べばよいかわからない・・・標準コースを選択
- リライト(整文)までしてほしい・・・リライトコースを選択
- できるだけ読みやすく仕上げてほしい・・・リライトコースを選択
起こし方について-ケバ取り、整文、逐語を解説
3種類の起こし方があります
上記のコースのご案内でも説明しておりますが、ここからは文字の起こし方について、よりくわしくご案内します。
佐藤編集事務所が行うテープ起こしの種類には、「ケバ取り」「整文(リライト)」「逐語起こし(素起こし)」の3種類の起こし方があります。標準コースはケバ取りまで行い、リライトコースは整文まで行います。また、逐語起こしは標準コースでお受けしております。
標 準 コ ー ス ・・・テープ起こし+ケバ取り
リライトコース・・・テープ起こし+ケバ取り+整文(リライト)
※逐語起こし(素起こし)は、標準コースでお受けしております。
それぞれの起こし方について、以下でくわしくご説明します。
【起こし方の説明】「ケバ取り」について
「ケバ取り」とは、話の内容とまったく無関係である無駄な箇所(ケバ)を、取り除くことを言います。人の話というのは話者によって程度の差はあれ、どうしても無駄な箇所、つまりケバが多くなるのが特徴といえます。
私ども佐藤編集事務所に限らず、専門業者が行うテープ起こしにおいては、この「ケバ取り」まで行うのがスタンダードな起こし方になっています。
当事務所の標準コースでも、お客様から起こし方に特にご指定がなければ、「ケバ取り」も含めてテープ起こしをしています。
実際には、以下のような箇所をケバ取りします。
- 「あー」「えー」など、意味を持たない声や言い淀み(間投詞・フィラー)
- 「はいはい」「うんうん」など、会話中に過剰に打たれる相槌、頷き
- 「そ、そうですか」など、つっかえ、言葉の噛み
- 「平成、いや令和」など、明らかな言い間違え、とちり。
なお、より詳しいケバ取りの説明はこちらのページでご覧いただけます。
→起こした文章を読みやすくする「ケバ取り」作業
【起こし方の説明】「整文(リライト)」について
当事務所が行う整文は「リライトコース」で行う作業になります。標準コースで起こした文章を、さらに読みやすく整える起こし方になります。
整文する際の文書処理の例は、以下のとおりです。
- 「です・ます調」など、文末を不自然にならない範囲で統一する
- 発言の切れ目がなく長すぎる一文を、読みやすく区切って短文にする
- くだけすぎた口調や話し言葉を、内容を鑑みて修正する
- その他、必要に応じて文書を読みやすく整える。
【起こし方の説明】「逐語起こし(逐語記録・素起こし)」について
テープ起こしする際、あえてケバ取りせずに一字一句正確に文字化する起こし方を、「逐語起こし(ちくごおこし)」あるいは「逐語記録」「素起こし」といいます。
逐語起こしした文章はケバが残るので読みづらくはなりますが、会話分析など研究や調査を目的としたテープ起こしで必要とされることがあります。
当事務所に逐語起こしをご依頼される場合は、お申込みフォームの「標準コース」をお選びいただき、メッセージ欄に「逐語起こし希望」と明記ください。
逐語起こし(逐語記録)についてはこちらのページでも説明をしております。
まとめ
- 佐藤編集事務所のテープ起こしには「標準コース」と「リライトコース」があります。
- 「標準コース」は、録音音声を文字化する標準的なテープ起こしです。
- 「標準コース」のテープ起こし料金は、録音音声1分につき200円(税別)です。
- 「リライトコース」は、標準コースで起こした文書をさらに読みやすく整文します。
- 「リライトコース」のテープ起こし料金は、録音音声1分につき300円(税別)です。
- 逐語起こし(素起こし)も承ります。お申込みフォームの「標準コース」を選択し、メッセージ欄に「逐語起こし希望」と明記ください。
- お申込みフォームから依頼時に、どちらのコースを選べばいいかわからないときは「標準コース」を選択ください。
- 文字の起こし方の種類には「ケバ取り」「整文」「逐語起こし」の3つがあります。
- 「ケバ取り」は話の内容と関係ない不要な箇所を取り除きます。
- 「整文」は、起こした文章をさらに読みやすく整えます。
- 「逐語起こし」は聞こえたとおりに文字化します。
佐藤編集事務所のテープ起こし・文字起こしサービス案内
また、テープ起こし・文字起こしの佐藤編集事務所がご提供しているサービス内容に関連する記事を、下記のとおりご案内いたします。ぜひ、本記事と合わせてご覧ください。