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テープ起こし(文字起こし)・データ入力の仕事はきつい?

テープ起こしライターの仕事はきつい

独りで黙々と、長時間にわたり文字入力を続けるデータ入力、テープ起こし(文字起こし)作業。単調な作業やデスクワークが苦手な方には、非常につらい仕事です。逆に、この仕事が天職といえるような方もいらっしゃいます。

そこで本ページでは、テープ起こし(文字起こし)・データ入力の作業の現実を明らかにするとともに、どのような適性がある人が向いているのかを、専門業者の佐藤編集事務所がご説明します。

テープ起こし(文字起こし)・データ入力の適性について

長時間にわたる単調な仕事です

テープ起こし・データ入力に欠かせない「忍耐強さ」

音声を文字化するテープ起こし(文字起こし)・データ入力を行う上では、大量の文字を速く正確に入力するタイピングの技能、録音された音声を正しく聞き取り文章化する能力などが必要とされます。

このほかに、テープ起こし(文字起こし)・データ入力の作業と直接的には関係ありませんが、作業者の適性として求められる重要な要素があります。

それは、長時間の作業を続けられる忍耐強さです。「なんだ精神論か」と言われそうですが、テープ起こし(文字起こし)・データ入力をやったことのある方でしたら、納得いただけるのではないでしょうか。

興味のない話もひたすら聞き続ける

データ入力のひとつといえるテープ起こし(文字起こし)は、録音された人の話を聞き取りながら、パソコンで文字を打ち込んでいく仕事です。作業としてはきわめて単調なものといえます。

しかも、聞こえてくる音声は専門的で難しい話だったり、作業者にはまったく関心のない話題だったりすることがほとんどです。中には興味深い話のときもありますが、どんな音声であっても行っている作業自体は基本的に変わりありません。

テープ起こし(文字起こし)の作業は、音声を聞いてひたすら文字を打っているわけです。ただ文字を打つだけでも長時間の作業はしんどいものですが、集中して音声も聞いているので、ストレスも溜まりますし、心身とも余計に疲労します。リラックスして音楽を聴いているのとは違います。

さらに、仕事としてテープ起こし(文字起こし)を行う専門ライターとなれば、1~2日のあいだ頑張って作業すれば終わりではなく、来る日も来る日もパソコンの前に座って文字入力作業をすることになります。これは「忍耐強さ」という適性がなければ、とてもではないですが続かない仕事です。

テープ起こし(文字起こし)・データ入力は孤独な作業

テープ起こし(文字起こし)・データ入力の作業を行う環境は、勤務先や在宅ワークなど人によって異なると思います。

しかしいずれにしろ、テープ起こし(文字起こし)なら音声を聞くためにヘッドホンやイヤホンをして外界と遮断していますし、音声を聞かないデータ入力であっても、パソコンの前に座ってひたすら作業することになります。

特に在宅やSOHOの専門ライターであれば、室内には自分以外は誰もいないこともあります。外界とのコミュニケーションを断って独りで作業をするというのは、孤独なものです。人によってはうつ気味になったり、精神的に落ち込んでしまったりします。

不向きなタイプとしては、例えば外交的で人と会ったり話したりコミュニケーションを取るのが好き、出歩いたり動き回ったりする仕事がこれまで多かった、長時間のデスクワークは苦手、という方などです。単発のテープ起こし(文字起こし)・データ入力ならともかく、毎日毎日、仕事として行う専門の作業者には向いていないでしょう。

逆に、一年中、独りでテープ起こし(文字起こし)・データ入力していても全く苦にならない、むしろ快適だという方もいます。このような方にとっては、この仕事は天職ですね。テープ起こし(文字起こし)・データ入力の作業者としてかなり適性があると言えます。

テープ起こし・データ入力の作業者を目指す前に

安易に始めると失敗することも

在宅のテープ起こし(文字起こし)・データ入力の作業者は前述したとおり、外界と遮断された環境で仕事をすることになります。

なかには、会社勤めをしていて人間関係のもつれや、働きすぎで心身ともに疲れ切ってしまった方などが、現実から逃避するようにテープ起こし(文字起こし)・データ入力の仕事を求められることもあります。

しかし、テープ起こし(文字起こし)・データ入力を始めることでますます人と会ったり話したりする機会が減少するので、人によってはかえって気が滅入ってしまうこともあります。

ですから、現状のつらい状況を脱したい、なんとか変えたいという思いが強くてテープ起こし(文字起こし)・データ入力に興味を持たれた方は、本当にこの仕事でいいのか、自分には続けられるか、冷静になってよく考えてみることをお勧めします。

特にテープ起こし(文字起こし)・データ入力の仕事は、何か資格を取得しなければ始められないものではありません。タイピングの技能検定などは就職・転職の際にアピールには役立ちますが、何級を取らないと仕事ができないということはないです。在宅ワークであれば、インターネットにつながるパソコンがあれば、とりあえず始めることができます。

つまり、比較的かんたんに、あまりお金もかけずに飛び込める世界といえます。それだけに、安易に始めて失敗してしまわないようにしたいものです。

適性があるだけでは不十分

最後に付け加えると、作業に対する忍耐力などの適性やタイピングのスキルがあったとしても、テープ起こし(文字起こし)・データ入力の作業者になってすぐに仕事があるかどうかは別問題です。

「それじゃあ結局、適性があってもダメじゃないか」と言われるかもしれませんが、現実を言えばその通りです。テープ起こし(文字起こし)・データ入力の仕事に「向いている」のと、「稼げる」のとは異なります。

絵を描くのが好きで、絵なら何時間でも何日でも描き続けられるし、大抵の人よりは上手に描けるという人がいます。でも、その人がプロの絵描きや漫画家になってすぐ稼げるかといったら、これはまた別問題ですよね。

まず、自分にテープ起こし(文字起こし)・データ入力を続けられるような適性があるかどうか見極める、その上でビジネスとして軌道に乗せるための努力も忘れてはならないということです。

まとめ

テープ起こし(文字起こし)やデータ入力の仕事は、タイピングのスキルが高いほうがよいのは言うまでもありません。さらに、この仕事の作業者には性格的にも適性がないと、なかなか続かないものです。

毎日毎日、ひたすらタイピングを続ける忍耐力、孤独で単調な作業に耐えられる精神力など、ハート面での適性がない人は向いていないといえるでしょう。

さらに現実的なことを言えば、たとえ作業者としての適性があったとしても、プロとして稼げるようになるのは、これはまた別問題になります。

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