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【超速!】初心者向けブラインドタッチ(タッチタイピング)上達のコツ

テープ起こし初心者のタイピング上達法

「文字起こしの作業をもっとスピーディーに行うにはどうすればいいですか」「長時間のタイピングでも疲れない方法は?」。そんな質問を文字起こし初心者の方から尋ねられることがあります。

そこで、データ入力の仕事を始めたばかりの方や、これから文字起こしライターを始めるという方のために、初心者向けにタイピング上達に役立つ方法をまとめてみました。ここでご紹介する方法は、現役のライターさんたちの意見も参考にしていますので、実践的で効果も実証されています。

ブラインドタッチ習得に必須の6つのコツ

ブラインドタッチは入力業務に必須の技能

録音音声を聞いてテキスト化していく文字起こし等の入力業務において、ブラインドタッチ(タッチタイピング)は非常に重要なスキルになります。

この記事では文字起こしライターが行うタイピングという視点で、技能の上達・コツおよび効率アップの基本的なポイントを挙げてみます。

なお、本記事はブラインドタッチ(タッチタイピング)の上達を目指す初心者向け情報でありますが、多少はタイピングができることを前提にしています。これからタイピングをまったくのゼロから覚えようという方は、文字起こしなどの入力業務をすぐに始めるのはちょっときつい(時間がかかる)かもしれませんね。

【上達のコツ】ホームポジションをしっかり覚える

ブラインドタッチ(タッチタイピング)のコツで、まず身につけたいのがキーボードのホームポジションを覚えることです。

ホームポジションとは、タイピングを効率的に行うことができるとされる、指を置く基本的な配置になります。キーと指を置く位置を常に一致させておくことで、入力中にキーボードを目で見て確認しなくても、タイピングを素早く行えます。

具体的にホームポジションを説明しましょう。まず、キーボードの「A」「S」「D」「F」のキーに、左手の小指、薬指、中指、人差し指を置きます。そして、キーボードの「J」「K」「L」「;」のキーに、右手の人差し指、中指、薬指、小指を置きます。左右の人差し指を置く「F」と「J」のキーの表面には、指で触れるとすぐわかるように凸状の目印が付いているキーボードも多いです。

ブラインドタッチを上達・習得するうえで、ホームポジションを理屈ではなく身体(指)で覚えることは、基本中の基本といえます。

【上達のコツ】癖のないフォームを身につける

正しいタイピングのやり方を学校や教室で先生から教わった経験のない方は、自分では普通だと思っていても、意外とキーを打つときのフォームや、身体の姿勢に癖があったりします。

文字起こしやデータ入力の仕事が軌道に乗り始めると、作業は連日、長時間に及びます。キーの打ち方に癖があると、ブラインドタッチの入力スピードに影響するだけでなく、手首などを痛めたりすることもあります

じつは私自身も文字起こしの仕事を始めた頃、右手首が軽い腱鞘炎になったことがありました。文字を打つとき、ほんのわずか右手首の角度に無理があったためです。タイピングができないほどではなかったですが、いつも手首に違和感とわずかな痛みがあって、気になって仕方ありませんでした。

【上達のコツ】タイピング時の理想的な姿勢とは

タイピング時の姿勢が悪いと身体や目が疲れやすかったり、首・肩・背中などのコリにもつながります。身体のコリは入力の仕事をする人の職業病だと言ってあきらめている人もいますが、姿勢を気を付けるだけで予防できることもありますから、良い姿勢の習慣を身につけたいものです。

以下に、タイピング時の姿勢、それとパソコン画面の設定について、一般的によく言われるポイントを記しておきます。

  • ディスプレイの上端が、目の位置より下になるように高さを調節する。
  • ディスプレイと目の距離を40cm以上離す。
  • 背筋を伸ばし、肘の角度は90度以上にする。
  • 表示する文字が小さくなりすぎないようにする。
  • ディスプレイの明るさを調整する。

在宅ワークなど1人でお仕事をされている方は、とくに注意が必要です。他人の目がないと緊張感に欠け、姿勢が崩れていても気にならなかったり、自己流のタイピングになりやすいです。

オフィスなどで一緒に仕事をしている人がいれば、お互いに姿勢をチェックしあうといいでしょう。悪い姿勢やタイピングの癖など、自分では意外と気づかないものです。

【上達のコツ】休憩を適度に取りながら作業する

フォームの癖や悪い姿勢について前述しましたが、長時間にわたる文字起こし作業では、どんなに良いフォームや姿勢であっても、どうしても慢性的に疲れが溜まってくるものです。

さらに締切が迫っていたり、集中力が高まり作業が軌道に乗ってくると、ついつい心身の限界近くまで仕事を行ってしまいます。

また、この記事を読まれている方の中には、これから在宅ワークで文字起こしを始めたいという方もいらっしゃるかと思います。住環境にもよりますが、在宅だとますます体を動かさなくなる傾向もあります。

できれば、作業時間と休憩時間のルールを決めておき、疲れる前に休むように心掛けるとよいです。疲労の軽重は個人差もありますし、その日の体調、仕事の忙しさなども影響しますが、1時間パソコン作業をしたら10分くらい休憩をとるのがよいと言われています。

休むというのは、横になったりして体を休める方法もありますが、個人的にはストレッチや、気分転換も兼ねて外に出てウオーキングやちょっとした買い物など、体を動かすのがおすすめです。

【上達のコツ】単語登録やショートカットキーを使う

文字起こしの場合、例えば医療に関する講演など、何かのテーマにそった内容であることがほとんどです。データ入力でも、特定の地域の地名などがよく出てくることがあります。ですから、同じ言葉や固有名詞が頻出するわけです。

そこで、単語登録という機能を使うと便利です。例えば、「とう」と入力すると「東京スカイツリー」と変換されるように登録したりします。また、文書作成の基本的なショートカットキーも、覚えておくとタイピングのスピードおよび効率アップに役立ちます。

【上達のコツ】日本語変換ソフトについて

そのほかタイピングに関連するのが、使用する日本語変換ソフトです。文字起こしのライターさんたちに聞くと、ATOK(エイトック)の人気が結構高い印象があります。

しかし最近は、Google日本語入力のほうが、文字起こしには使いやすいという声もよく聞きます。どちらかというと、べラテンのライターさんのほうがATOK派が多いでしょうかね。

長年使ってきたソフトのほうが慣れていてよいということもありますし、どれがよいかは一概には言えないと思います。自分で使いやすいと思えるものでよいでしょう。

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